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お釈迦さまの教え「仏教」は、宗教ではありません。
お釈迦さまが人となって残された、混乱した社会に生きる人々のための智慧の集大成です。
このブログでは、その教えをはじめ、わたしが僧侶として体験した
目に見えない世界の出来事などを紹介しています。
読む人にとって、生き続けていくためのヒントになればと公開しています。

仏の教え 楽に生きる

人生のカギを握るたったひとつのキーワード

はじめに

闘病平癒(とうびょうへいゆ)、合格祈願、心願満足など様々な願い事を始める際、僧侶の前に祈願者の功徳の問題が大きく立ちはだかります。

功徳がなければ、利益もない

これは、至極単純で目に見えない世界では当たり前のことです。でも、どこの国の祈願者も自分の日頃の行いをさておいて、お願いばかりしていても何もはじまりません。

今回は、人生のカギを握るキーワードとして、生きて行くうえでこころがけておきたいことを書いてみました。このことは諸天善神から、何度も知らされてきたこの世の真理です。

功徳の計算

このブログでも何度も言っていますが、神社に行こうとパワースポットに行こうと功徳とはまったく関係ありません。

功徳とは貯金のようなもの

その計算は仏に仕える神が行います。人は普通、功徳とご利益との間で足し算引き算を繰り返しながら人生を送ります。

そこで、人生に出くわす危機のため来世のより良い人生のため功徳の貯金を積んでおくのです。仏教国であるタイでは、少し的外れな部分も見受けられますが、功徳を積もうとする習慣が日常的にあります。

最初から功徳のある人はとても稀ですし、ほとんどの人は利益だけを求めていく人生です。目に見えない世界を信じない人にとって、何かあった時のためにお小遣いは貯金するでしょうが、功徳に関しては興味がないし、そもそもその意味を知りません。

功徳を積む方法

功徳の積み方には様々あります。【利他】といって、人のために人の幸せのために尽くすことが一番ですが、甲の喜びが決して乙の喜びとはならないこの世では、とても不明瞭で難しいことです。それに加えて、人のためにといいながら独善的になってしまう恐れもあります。

本当に自分の行為が人のためになっているのか、時代を経るにつれて、その判断が本当に難しくなりました。

価値観が多用化してしまうと、人と人とのこころの機微は余計に考え過ぎてしまって、思ってもいない化学反応を起こすことすらあります。

世の中には人助けしていることが自覚しやすい仕事があります。人の喜びは、自分の喜びまで感じられます。進んでそんな仕事をしようとする人もいるでしょう。

気を付けたいのは、そんな喜びを得られる仕事ほど人のこころに近づくために、自分のこころへの負担は重くなることです。人助けをしている成果がなかなか感じられずに、その負担から自分のこころに罪を作ってしまったり、反対に人を傷つけたりしてしまうことさえあります。

人の役に立ちたいということは本当に立派な考え方です。

そのためには、人の痛みや機微を深く理解した上で、まず自分のこころを鍛錬することも肝要なのです。

人を助ける前に、自分を知らなければ何事もはじまらない

まとめ

人生のカギを握るのは功徳です。人生を終えるにあたり、足し算、引き算をした結果、功徳がちっとも増えていなかったら困ってしまいますね。それでは、何のために人として生きて来たのかということになります。

人助けは尊い行為です。また、人が何より満足感を得られることでもあります。それは、経文に比較的有名な言葉として示されています。

阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)

これは、利他行といって最正覚へと至る通り道です。

知っておいてほしいことは、自分を知らずしてそこに踏み出すことは時期早々であることです。人の人生は今世だけではありません。人の命の流れを俯瞰(ふかん)して観ることができれば良いですね。

自分の業を知り、こころを磨く修行を始めること

人生のカギを握るキーワードとは功徳です。功徳を得られるのは、目に見える人助けだけとは限りません。目に見えないところで、自分のこころに罪を作らず、平穏な日常を過ごすことでも功徳となり得るのです。

そのことに出来るだけ早く気付いて、平穏な日常を過ごすことができる強いこころを鍛錬していきましょう



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