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困った人への思い方

困った人への思い方

避けて通れない渡世

困った人というのはどこにでもいるものです。

わたしも、これまでたくさんの困った人に出会いました。直近では、自分への評価だけを必要以上に気にする人でした。自分が周りにどう見られているかだけを第一と考えるために、肝心の論点がずれてしまい困りました。

このように、困った人には困ったことにいろいろなタイプがあります。その共通点を挙げるとすればコミュニケーションを取ることが困難ということでしょう。どうしても会話がかみ合わない。人の話を聞こうとぜず、自分の価値観で押し切ろうとする。

それは、社会的にあるいは精神衛生的に自分の身を守る手段のひとつかもしれません。しかし、保身のために決定的に相手への配慮が欠けてしまうことがとても残念なところです。中には、人への必要以上な警戒心が攻撃性へと向かってしまう人もいます。

思い換えの智慧

自分でさえ変えられないのに、人を変えることはできない

相手を変えようとする心情の先にあるものは戦争しかありませんやはり、自分の中で思い換えるより他ないのです。

可能ならば、困った人から離れてしまうのが一番です。でも困った人ほど、なぜか自分に関わってくる。世の中はそのようにできています。

このような困った人々にも対応する術を、自分の中にいくつか用意しておかないと、精神衛生上よくありません。

結局どうしたって、生きやすい世の中に、自分の中で変化させるしかないのです。困った人に対しての思いを、憤りやい怒りに変えてしまっては、余計に苦しくなってしまいます。

そうなる前に、自分に罪を作ることなく、相手に無意識に付けてしまったラベルを貼り換える作業をこころの中で少しずつ実行しましょう。

目に見えない世界を信じる利点

幸いこのブログにたどり着いた読者さんたちは、目に見えない世界を信じている方もいらっしゃることだと思われます。そこで、目に見えない世界の智慧を参考にしてみましょう。

目に見えない世界には【歴劫成仏】という概念がある

【歴劫成仏】とは、人に生まれ変わる回数が少なく、成仏までさらに年月がかかってしまうようなまだ人としての経験が少ない方々を指しています。

人の経験が少ないと、人とのよどみない関係ができるようになるまで多くの時間を要します。今世だけで簡単に身に付くようなものでもないのです。このような人々は、つい衝動的に対応したり、人の思いや痛みへの想像力に欠けてしまいがちです。

一方、この人とはどうしても合わないしかし、自分以外の相手にはひとあたりが良い人でしたら前世からの因縁の仲という場合もあるかもしれませんねw

困った人には、ひっそりとそんなラベルを貼って、広いこころを持って対処しましょう。

だだし、自分が困られている立場にはなっていないかの再確認は忘れずに!



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